NHK「日本の、これから」~テレビの、これから~
Posted at 09/03/21 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
NHKの特集番組「日本の、これから」~テレビの、これから~を見る。番組はテレビの今後を考えるというもの。NHKだけでなく、民放各局の製作者と、視聴者代表(電通、博報堂社員なども入っていたり)、糸井重里や夏野剛などの有識者で議論するとうスタイルで3時間の生放送でした。
議論のトピックスでは、まずは、若者のテレビ離れに関して。2008年のデータでは、20代の19%もが、まったくテレビを見ないという。この世代は一番重要なメディアをインターネットだと54%が答えている。全世代だと一位は40%でテレビ。
夏野氏の発言で、HDDが世帯普及で40%もあり、番組の半分が生放送でなく、録画であるならば、テレビ局が先んじてオンデマンド放送に踏み切ればいいのにというのがあった。もし、HDDレコーダーが50万なら1億台で5兆円であると。
⇒テレビの年間広告費が2兆だから確かに大きい金額だ。
糸井氏は「いままでテレビにくっつきすぎだったのが正常化してるだけ」と。また、ある視聴者は「そんな所詮テレビなんだから見逃してもいいではないか。そこまでして、テレビみたいか?」とも。
民放連会長の広瀬氏は、トレソーラを事例に出して、「オンデマンドは成功しない」と言い切ったりも。
⇒テレビ業界の後ろ向きな一面を垣間見た・・・。
アメリカのネットTVの、huluやjoostなども紹介され、ネットだけのドラマの製作者インタビューがあった。30分だった尺を5分に切りなおしたり、制作費を寄付で集めたとのこと。
⇒広告って最後は個人の寄付とかアイテム課金などになっていくのかも。
後半の議論は、リアルタイムに視聴に関すること。オンデマンドでなく、その時間に見て欲しいといいう考えと、そんな時間にしばられたくないという意見。「『水曜どうでしょう』は見たいのに放映されていない」とか「秋田ではWBCが見れない。悲しい。」という意見もあった。糸井氏は「人は群れて生きたいものリアルタイムはその意味では重要」とも。
⇒家族とか社会とか、コミュニティーとかそのレベルまで考える必要があるのだろうな。Wiiとかは、お茶の間に設置されたテレビを使って上手くいったわけだし。
この議論はもう少し整理して議論すべきではないかと。テレビも分けると、コンテンツと、放送設備ならびにテレビという機械と2つになる。本来テレビ番組は、配信形態はどうでもいいはず。テレビだけでなく、コンテンツビジネスをやっていれば、一度作ったものは、できるだけ面が広いほうがいいと思うはず。
情報として、ネットのほうが信用できるとか多様性があるとか、ネットのほうを信じている人も多くなってきてることも驚き。
【スタジオ生出演】(敬称略)
民放連会長広瀬 道貞
ジャーナリスト嶌 信彦
コピーライター糸井 重里
慶應義塾大学特別招聘教授・ドワンゴ取締役夏野 剛
日本テレビ「世界一受けたい授業」プロデューサー福士 睦
TBSテレビ編成局長(元「朝ズバッ!」プロデューサー)吉﨑 隆
フジテレビ「新堂本兄弟」プロデューサーきくち 伸
テレビ朝日「相棒」プロデューサー松本 基弘
テレビ東京「ガイアの夜明け」プロデューサー加増 良弘
朝日放送「探偵!ナイトスクープ」プロデューサー松本 修
北海道テレビ「水曜どうでしょう」ディレクター藤村 忠寿
放送作家(「SMAP×SMAP」ほか)鶴間 政行
NHK副会長今井 義典
NHK「日本の、これから」プロデューサー松尾 雅隆